膝に傘を挟んでパン食う女と8月の列車

8月の列車を待つホーム

タイトルは8月ですが、今は9月の列車に乗って書いています。そして私の向かいに座っているのは今時のお兄ちゃんなもんだから、あまり個性もなさそうでネタなんぞになりゃしないもんです。

列車に乗りながら電車との区別に戸惑う

当記事を書くにあたって私なりに「列車」と「電車」の定義を定めたいと思っています。私の育った実家の近くには、鉄道の駅などなくて、線路を走る旅客車はすべて電車という認識で育ち、だいぶ大人が深まった今でも線路を走ってたらそれは電車でいいかなと思っています。違いを問われたら遠距離の線路を走るもので主にJR線が列車で、地方都市の内部を往来するような短い線路を走るものが電車かなと言う具合になります。先程少し調べましたが、その結果を知識で詰め込む事は時代に反しそうで辞めました。

これから先、「列車」も「電車」も自分の知識と感性に基づいて、気分で使い分けたいと思います。そして、一般的にもそのようなものだと大人の私は今になり確信しました。

仕事とは無関係な人混みに飢えていた

8月22日、この日は台風接近で午後から大雨の予報、本当は午前中から降りだしているはずかが、台風接近前後の予報は当たらないことが多い。ただし良い方に外れたことには、いくらかのうしろめたさを感じなければならないものかと考えたりもします。

そして、お盆も過ぎ去り慌ただしさから開放されつつある中で、私は思い出したように小旅行へ出るのでした。

駅のホームに停車する列車

8月も後半にかかっているこの日も駅に人は多く。人混みを目当てに出かけてきましたが、ほど良さを望みたいなら9月の平日まで待つほかないのかなと感じます。仕事や学校から実家へ帰る人、またはその逆の人、旅行で空港へ向かう人も見受けられます。

膝に傘を挟んでてもやらしくもなんともないけどさ

8月は人間ウォッチングに適した季節なのか、同じ車両に乗り合わせ向かいに座った女性が、パンを食べながらスマホを弄っている。ただ、パン食ってるんじゃなくて、その人は座席に座るなり足の間にビニール傘をはさんでいる。

パン食ってなくて、カサも挟んでなければそこそこいい感じの女性。と言う表現は男同士でしか通用しないのかもしれませんが、男が女を見る目も一定の域を超えると、品のない女に媚びなんぞうるものかと思ったりするもので、そんなことを思い出させる女が向かいにいるワケです。

ちなみに疲れを滲ませてる様子は微塵もないので私の好みではありません。そして、その横にはピンクのマスクをアゴにずらしたまま居眠り始める女子高生。

口が小さいので食べるのに時間がかかりすぎる?

傘の例えと同じく女が電車の中でモノを口に運んでても、それはやはりヤラシくもなんともないものですが、膝丈のタイトスカートで足の間にモノを挟み込み、パンを食べながらスマホに夢中になってる女は、その行為の組み合わせが結構な非日常を演出してくれるもので私の中では十分に話題性ありなのです。

しかも、この女性は口が小さいらしくパンを食べるのがゆっくりペース、それに加えてスマホの操作にも夢中。

私の好みから外れる要素を多く持つが、世間的にはソコソコな親しみを持たれるであろうこの女。もしかしたらワザとこんな事をしてみたかったのかも知れませんね。

パンだからカワイイもんなのかもしれない

先程の長距離の「列車」の中で食事をするのは常識的にOK、で近距離を往来する車両の中でパンなんか食ってたら、それはだらしない行為というコレまた私の知識に当てはめれば、今回はJRの車両内なので常識には反しないことと思ってます。しかし、これがパンではなくキムチとか餃子だったら、それはなかなかなもんで、その珍事には喜んで良いことでしょう。

やがて、パンを食べ終えた頃にその女性は電車を降り、その隣の女子高生は眠ったままです。「膝傘パン女」がいなくなり、どことなくモノ寂しさを感じると、そんなこともオンナの戦略のウチなのか?とか、まさかですよね。

ところで私の隣に座っている腰の曲がったおじいちゃんは、こちらもだいぶお疲れのようで私の方へ寄りかかってきて暑い、年寄りは体温低くないの?高い代謝を維持することも長生きの秘訣なのかと想像させられ、そしてそんな事を考えながら私は目線が不自然じゃない程度にちらちら外の景色を眺めたり、たまにスマホをのぞき込みながら、あらたな非日常を求めたいと思うのでした。

そんな8月の列車は過ぎ去り、最初に登場したお兄ちゃんであるが足に傘を挟んだりはしないが靴脱いでみたり足を組んでみたりと落ち着かないようである。話題の提供で電車の中で刺し身でも食べてくれないだろうか?

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